支援の流れ

支援の流れ・日課について

指導目標 : 自主性を高め子どもの心の豊かさを育てる

生活の主体者である子どもたち自身が、よく考え、目的をしっかり持ち、自主的に行動できるように支援・援助をおこない、未来の人生を作り出す基礎となるよう、子ども期の健全な心身の発達の保障を目指します。
また児童養護施設における養護は、児童に対して安定した生活環境を整えるとともに、生活指導、学習指導、職業指導及び家庭環境の調整を行いつつ児童を養育することにより、児童の心身の健やかな成長とその自立を支援することを目的として行います。

1.日常の生活の流れ(日課)

時 間日課の流れ
 6:30おはよう
 7:00朝ご飯・幼児おはよう
 7:30掃 除・幼児朝ご飯
 8:00小・中学生・高校生登校
 8:17たちばな幼稚園児登園
 9:30園内幼稚園登園
12:00土日祭日お昼ご飯

第2・4土曜日は、昼食はランチバイキングで 12時30分~1時30分の間の好きな時間に食べることができます。

時 間日課の流れ
16:00小学生帰園後宿題・家庭学習
18:00夕ご飯(夏期は18:30)
18:30幼児小学生入浴介助 ~ お風呂
19:00中学生学習(通塾等)
20:00幼児就寝準備 ⇒ 就寝
21:00小学生就寝準備 ⇒ 就寝
22:00宿直者巡回・安全点検
23:00中高生就寝準備 ⇒ 消灯
00:00宿直者巡回・安全点検

2.帰園後の生活

  • 宿題等を済ませた子ども達は外で遊んだり、友達の家に遊びに行ったりします。
  • 希望者は、バンド、柔道教室、ピアノ教室、通塾、野菜クラブに参加しています。
  • 中高生は、男子が野球・女子がバレーボールの練習を、施設間の試合に備えて行っています。 夏は地区大会→県大会→九州大会とつながる大会。秋はスポーツ交流大会です。
  • 学校のクラブ活動には、できるだけ参加させて、人間関係作りの基礎を学ばせます。

3.学習指導について

小学生全体または個別に担当保育士が、主になって学習指導を行います。また公文学習(算数)を取り入れて学年相応の学力が、身に付くように努めています。また高学年児は、週2回の学習塾の先生による学習指導を受けています。
中学生中学卒業では就職先がないのが現実です。園としては全員が高校に進学することを目標にしています。また学習塾への通塾や来塾学習を行っています。
高校生自主学習を基本としていますが、学校成績が落ちるようであれば、個別学習を行うこともあります。原級留置(留年等)にならないよう日常的に、気を引き締めて学習に取り組ませます。学習ボランティアの協力も得ています

4.子ども達のお手伝いについて

小学生以上になると、食事の準備として配膳をしたり、食事後は食器洗い等のお手伝いを行います。また高学年の女の子は小さい子ども達のお世話を手伝ったり、男の子は外での作業等の力仕事を手伝ったりして、園(家族)の一員であるという自覚ができるように、役割を持たせます。

5.アルバイトについて

高校生は働く喜びと厳しさ、社会性を身につけさせるため、アルバイトを奨励しています。給料は貯金をして、自動車免許取得や就職時の給与支給までの生活費等に充てます。
※ 条件は、高校一年の二学期からで、尚かつ学校成績・生活等に問題がない児童です。
(主なアルバイト先)ガソリンスタンド・レストラン・スーパー・青果店・郵便局等
※ また社会的自立体験の場として同法人内の介護老人保健施設や乳児院に協力をお願  いして、体験実習を重ねさせることにより、将来の夢に向けて経験を積ませます。

6.行事について

全体行事としては、年間・ブロック・担当行事等を計画しています。子どもと職員の関わりを大切にする行事として取り入れています。クラブ活動経費も予算化し、日々取り組んでいるところです。

7.子ども達との話し合いについて

園内での生活が充実したものとなるように会を進めています。自分たちの考えや主張をきちんと言語化して、相手に伝えていくような機会を設けています。
(ルール会・ふれあいタイム・お茶会・寄る会等)

8.ボランティアの受け入れについて

・福岡大学ボランティアサークル・・・毎月二回(第1・3日曜)
・お菓子作り、読み聞かせ等  ・・・適宜
・幼児の子ども介助      ・・・適宜(市内の主婦の方等)
・BBS(久留米大学)ボランティア・・・毎月二回(男女別)
・学習ボランティア      ・・・週二回(市内の方)